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「ありがとうウメ子」・・ウメちゃんお別れ会 ☆3 [ぞう、ゾウ、象]

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こちらが、ウメちゃんのお別れ会案内です。
式次第の横には、「ぞうさん」と「千の風になって」の歌詞が記されています。ああ、みんなで歌うんだ・・と思いつつ、お茶をすすっていると、後ろの方から、「ウメ子さん弁当、限定発売ですヨ~!!」というような声が聞こえてきました。

エエッ!!弁当?? 振り返ると、例の「ウメちゃんかまぼこ」を売っている脇で、同じお店の方がお弁当も売っている様子。これはこれは、お昼も食べてないことだし、もしかしたら、そのウメちゃんかまぼこの味を試せるのかも・・♪♪ と、買うしかないでしょうモードになりました。

でも、荷物を置いたままベンチを離れるわけにもいかないし、どうしよう・・とキョロキョロ。幸い、となりのベンチにいたおじさまがやさしそうな方だったため、「あの、ウメ子さん弁当というのを買いたいので、ちょっとだけ荷物を見ていてもらってもいいですか??」とお願いすると、どうぞどうぞと言ってくださったため、甘えて買ってくることができました♪♪

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「おかげさまで、買ってくることができました♪♪ ウメちゃんが、大好きなんです!!」と言うと、「どこから来たんだい??」 「エエ、東京から」「お近くの方ですか??」「うん、ここから歩いて20分くらいね」・・そんな会話が続きました。

箱根に新婚旅行に来たことや、小田原はウメちゃんとだるまというお料理屋さんが大好きでよく訪れていることなどを話しつつ、失礼しますと言ってそのお弁当を開けさせていただくことにしました。パーッと見回したところ、ウメちゃんかまぼこは入っている様子がありません。「エッ、どこがウメちゃんなんでしょうねえ??」と言ってお弁当を見せると、アッハッハ!!と笑っています。そっか、「包装紙だけウメちゃんだったってわけかあ・・。やられちゃったなあ」ってなもんです(笑)。

それでも、しっかり食べなくちゃと、あまりお腹も減っていなかったのですが、ウメちゃんの話などしつつ食べ進めました。4、5年前まではライオンもいたとのこと、まったく気づいていなかった自分に驚きました。ウメちゃんしか見ていなかったんでしょうねえ・・うっは。

そして、おサルがたくさんいたので、彼らはどこかへ引き取られるのでしょうか?? と聞くと、おじさまのお宅から程近いお山の方にそういう施設があって、もうすでに鳥たちなどはそちらに移されたようなお話でした。なるほどなるほど。

食べ終わってゴミを捨てに行くついでにペットボトルの温かいお茶を2つ購入。寒くなってきたので、おじさまにも差し入れです。その日は15時くらいから雨という予報で、残念ながらお天気はイマヒトツでした。買ったばかりのユニクロのフリースをコートの下に着込み、さあ、いよいよあと30分ほどというところ。だいぶ人々も集まってきました。

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「そろそろですね・・」なんて言っていたら、人々のザワザワ音の向こうから「ぞうさん」のお歌が聞こえてきました。アラ~、始まっちゃってる~!!と、慌てていっしょに「ぞうさん」を歌います(笑)♪♪ 14時開会で、献花は15時からと案内にありますが、もう13時頃から献花の列はでき始めていて、いくらなんでも15時まで待たせることはないでしょうねえ・・とおじさまと話していたのでした。

お子さんたちもたくさん来ることを予想し、おそらく30分程度の会なのではないかと思っていたのですが、会自体はそれよりも短く、あっさり15分ほどで終わってしまいました。そこから、来賓の方々の献花の時間で少し取られ、やはり一般の方の献花は14:30少し前くらいからだったように思います。

今日は取材に来たわけではないため、特に来賓の方々のお話や献花シーンの写真を撮るつもりもなかったため、ずっとベンチから離れず、おじさまと話をしていました。献花も最後の方にしようと思いましたので、そのまま会が終わってもおじさまと話をして待っていました。

「それじゃあ、そろそろ行ってきます」と前の晩にいつものお花屋さんで作っていただいた花束を持って、おじさんと握手をして別れました。お名前もうかがわず、名乗りもせず失礼をしましたが、また、お城へ行ったらお会いできるような気がしています♪♪ そしたら、この象やしきの話でもすることにしましょう・・(笑)♪♪

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メッセージカードの象さんは、お誕生日祝いにYさんがくださったカードを使わせていただきました♪♪ ウメちゃんにありがとうと、今までひとりで寂しかったろうから、お友だちや家族と楽しく過ごしてね♪♪ と綴りました。

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ウメちゃんの大きな遺影の前は、ウメちゃんが大好きだったというシャボン玉でいっぱいになっていました♪♪
「ウメちゃん、さようなら」「ウメちゃん、またね」とそっと献花をし、記念品をくださるというアナウンスが聞こえたため、また、銅門広場へと向かいました。

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こちらが記念品のマグネットとポストカードです♪♪
とっても表情豊かなウメちゃんのショットに涙が出そうになりました・・。
広場には、巨大スクリーンというかテレビが用意されていて、そこでウメちゃんの追悼番組を流していました。9月25日放送のJCNプラスチャンネルとありました。

ウメちゃんといっしょに上野動物園からやってきた中嶋与平さん(84歳)は、35年間ウメちゃんのお世話をした方とのこと。ウメちゃんへの言葉は、「ごくろうさん」のひと言と言っておられたのが印象的でした。

ウメちゃんは、もともとイベント開催のために上野動物園より期間限定で借り受けた象さんでしたが、あまりの人気に、当時100万円で小田原市が買い取ったのだそうです。来園当時は芸をしていたとのことで、上手にできるとキャラメルがもらえるのをウメちゃんはとても喜んだそうです。「それでキャラメルが供えられていたんだねえ」といっしょに大画面を見ていたお母さんとお嬢さんがうなずいていました。

平成元年から亡くなるまでの足かけ21年、ウメちゃんのお世話をされた二見典克さんは、ウメちゃんは神経質な方だったと言っていました。でも、おばあちゃんになっても「いたずらっ子でやんちゃだった」とも言い、「ごくろうさんと同時にありがとうですね」と噛み締めるように言っておられました。

番組の最後には、元気だった頃のウメちゃんがお客さんにお水をひっかけたり、空堀に落ちたり、桜の花びらをピューッとお鼻から吹き出したりするシーンが映し出されました。もっと会いにくればよかった・・そう思うと涙がこぼれました。でも、また、どこかで会えるような気がして、もう一度ゾウ舎の前まで戻り、お城にもありがとうを言って帰ってきました。

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小田原駅に着くほんの少し前に雨が降り出し、ああ、ウメちゃんが濡れないようにしてくれたんだなあ・・と思いながら、予約をしておいたウメちゃんかまぼこを購入してロマカーに乗りました。

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実は、最後にオチがありまして・・。
このウメちゃんかまぼこ、開けてビックリ!!だったんです。
なんと、象型をしているのは2個だけで、他の6個はただの四角・・あーあ、またやられちゃいました(笑)。
でも、ほんのり甘い玉子焼きみたいな味がとてもステキだったので、許してあげることにしました。うっは。

そうして、忘れていったピッチには東京の母よりのメールと自転車屋さんからの着信がありました。
帰宅した時には降っていなかったのですが、ダンボちゃんの手術も早くしていただいた方がいいと思い、雨が降り出していましたが、自転車屋さんに向かい、修理していただきました♪♪

その間、東京の母に電話を入れると、「ああ、小田原に行くって書いてあったねえ~」と言われてしまいました。


★そんなウメちゃんのお別れ会からもうずいぶん経ってしまいました・・。

水曜日からまたまた体調を崩し、寝込んでいたのです。
なぜか、右耳が痛くなり、カミカミすると痛ッ!!ってなことになり、かかりつけのお医者さんにも診ていただいたのですが、原因がわかりませんでした。痛み止めをもらってきましたが、これで治まらなければ耳鼻科へとのことでした。歯が痛いわけでもないのですが、歯医者さんにも行くべきなのかなあ・・?? などと思っているところです。おそらく、10月は欲張りすぎていろいろ頑張っちゃったから疲れが一気に出てしまったのだと思うのですが、いよいよ更年期本番というところかなあとも思っています。えっちらおっちら、ぼちぼちいくしかありませんね・・。ウメちゃんのように、いたずらっ子でやんちゃなおばあちゃん目指して(笑)♪♪

小田原市観光課のみなさん、本当にステキなウメちゃんのお別れ会をありがとうございました~!!

追記:「広報おだわら 2009年11月1日号」にウメちゃん特集が掲載されているコメントを頂戴しました。ありがとうございました~♪♪

「ありがとうウメ子」・・ウメちゃんお別れ会 ☆1
「ありがとうウメ子」・・ウメちゃんお別れ会 ☆2
「ありがとうウメ子」・・ウメちゃんお別れ会 ☆番外編
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コメント 2

ありがとうございました

広報小田原 2009年11月1日号
 平成21年9月17日に日本一の長寿ゾウ・ウメ子が亡くなって
以来、多くのかたにお別れにお越しいただき、心からお礼申し
上げます。 ウメ子はタイで生まれ、今から59年前の昭和25年、3歳のときに船で日本に来ました。最初は、東京の上野動物園にいましたが、小田原で開かれる「こども文化博覧会」のために、国道1号をトラックに乗ってやってきました。
 「入園パレードでは、沿道で本当にたくさんの人たちがウメ子を迎えたんだよ」。当時小学生だった女性からお話を聞きました。「私が吹いたシャボン玉が、風に流されてウメ子ちゃんの方に飛んでいくと長い鼻を大きく振って喜んだんだよ」。女の子が教えてくれました。「水をかけられてしまったけど、かえって、ウメ子さんの記憶が強く残った」とお話ししてくださったかたもいました。「私が成人式の日(昭和56年)にウメ子が運動場の周りの堀に落ちてしまったのを見たときは、本当に驚いたけど、けがをしなくてよかった」と写真を届けてくれたかたもいました。 ウメ子はこれまで、大きな病気をすることもなく、毎日、食事も残さず全部食べ、大きく育ちました。そして、井の頭自然文化園にいる「はな子」とともに、日本一の長寿にもなりました。平成17年には、初めて大きなケーキをプレゼントしてもらい大喜びでした。また、平成19年には60歳の誕生日をたくさんの人たちにお祝いしてもらいました。桜の花びらが舞う春、運動場で鼻から花びらを吹き上げる姿は、とても印象的でした。ウメ子は、「子どもたちに夢と希望を」という使命を持って、小田原にやってきました。そして、その期待に応えるかのように、多くの子どもたちの夢と希望をかなえ、遠い世界へと旅立ちました。 残念ながら、今のゾウ舎にはウメ子はいません。これからは、皆さんの心の中のウメ子を大きく育ててください。長い間ウメ子を愛していただき、本当にありがとうございました。
平成21年11月1日  ウメ子の飼育員 一同
by ありがとうございました (2009-11-01 20:29) 

アニ

「ありがとうございました」さま♪♪

ウメちゃんの飼育員の方なのか、観光課の方なのか存じませんが、
わざわざのコメントありがとうございました~♪♪
ちょうど11月1日号広報と重なったとは、これもいたずら好きのウメ
ちゃんの仕業かしら・・と嬉しくなってしまいました(笑)♪♪
お城に象さんがいたなんて、世界中探しても小田原だけだったこと
と思います。それを誇りに、これからもステキな街をつくっていって
ください!!
ウメちゃんは、皆さんに愛され、とっても幸せだったと思います♪♪
これからも、ウメちゃんを思い出したら小田原を訪ねたいと思います。
いつもあったかく迎えてくれたウメちゃんは小田原の街そのものだった
のかもしれませんね♪♪
次は骨格標本になったウメちゃんに会いに行きます!!
ウメちゃん、待っていてねえ~♪♪
by アニ (2009-11-01 20:56) 

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